雨漏り修理の費用と、火災保険で直せるケース

雨漏りは「原因が何か」で費用も、火災保険が使えるかどうかも変わります。まず落ち着いて、応急処置と原因の切り分け、そして保険が使えるケースかを確認しましょう。

更新:2026-08-06

まず応急処置と、被害の記録

天井のシミや室内への滴りに気づいたら、濡れて困るものを移動し、バケツと雑巾で受けるのが先決です。屋根に登っての自己点検は転落の危険があるため避けてください。このとき大切なのが被害箇所の写真を撮っておくこと。あとで火災保険を申請する場合、被害の状況が分かる写真が判断材料になります。日付が分かる形で残しておくと安心です。

雨漏り修理の費用相場

※原因・範囲・屋根材により変動します(税別のめやす)
内容費用のめやす
部分的な補修(コーキング・板金の補修等)3万〜30万円
屋根塗装(防水機能の回復)40万〜80万円
カバー工法(既存屋根の上に重ねる)80万〜150万円
葺き替え(撤去して新設)100万〜250万円

加えて、屋根の上での作業には足場が必要になることが多く、足場代として15万〜25万円ほどが別途かかる場合があります。「雨漏り=すぐ葺き替え」ではありません。原因が一箇所の板金の浮きなら部分補修で収まることもあるので、いきなり大工事をすすめる業者には理由を確認しましょう。

火災保険(風災補償)で直せるケース

意外と知られていませんが、火災保険の多くには「風災・雹災・雪災」の補償が含まれています。台風や強風、雹、大雪といった自然災害が原因で屋根が壊れ、そこから雨漏りした場合は、加入している火災保険で修理費用がまかなえる可能性があります。一方で、経年劣化(年数による傷み)が原因の雨漏りは対象外です。ここが判断の分かれ目になります。

「うちの雨漏りは災害由来か、劣化か」は素人には判断が難しいので、屋根の状態を見て切り分けられる業者に相談するのが現実的です。ただし次の点には注意してください。

申請から修理までの流れ

おおまかな流れは、被害の記録 → 加入保険の風災補償の有無を確認 → 屋根業者に現地調査と見積もりを依頼 → 保険会社へ申請 → 認定後に修理、という順です。焦って先に契約せず、複数の業者に見てもらって「本当に必要な工事の範囲」と「災害由来かどうかの見立て」を比べるのが、結果的に損をしない進め方です。

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よくある質問

雨漏りの修理は火災保険で無料になりますか?
台風・強風・雹・大雪などの自然災害が原因の場合、火災保険の風災補償で費用がまかなえる可能性があります。ただし経年劣化が原因の場合は対象外で、保険金がおりるかは保険会社が判断します。「必ず無料」とうたう業者には注意してください。
応急処置だけ先にお願いできますか?
多くの業者が応急処置に対応しています。室内への被害を止める処置を先に行い、原因調査と本工事の見積もりはそのあとで、という進め方も可能です。
見積もりや現地調査は有料ですか?
屋根業者の多くは現地調査と見積もりを無料で行っています。原因の見立てが業者によって分かれることもあるため、2〜3社に見てもらうのがおすすめです。
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